コロッケさんは大御所すぎてコメントしづらいですね。
でも今日は僕の感じることを話します。
僕が中学時代、世は「ものまね王座決定戦」から生まれた「ものまねブーム」。
その中で活躍していた「ものまね四天王」と呼ばれる若手ものまね芸人がおり、その4組の冠で夜のゴールデンの枠で30分の「ものまね珍坊」という番組があるくらいでした。
その四天王の1人が『コロッケ』さんなんです。
他の3組を紹介すると、テープ芸(顔芸)を確立し、下ネタで強引に攻める清水アキラさん、
今では本物のルパンの声優になってしまった声の魔術師栗田貫一さん、
料理コーナーで見ない日はないくらいのグッチ裕三さんと
「まるまるちびまるこちゃん」のおじいちゃん役のモト冬樹さんのコンビ(ビジーフォー)
と、錚々たるメンバーでした。
この当時コロッケさんのことはおもしろくてすごく好きだったんですが、大人になるにつれ、
あまり好きではなくなったんです。
理由は、顔で笑わしにいったり、小道具で笑わせにいったり、何か素で似てる!
と思えなくなったからです。
しかし、その考えを拭い去らせてくれたのは日テレのディレクターさんでした。
日テレのオーディションの時にプロのものまね芸人は本当に大変だということを教えてくれました。
「三上君、ものまねの番組ってさぁ、年に3回から4回あるんだよねぇ。
そのうちのさ、全部とは言わないけど、2回くらいは新ネタださないといけないんだ。
そう考えるとさぁ、25年以上もそれを続けてきたコロッケさんってすごいんだよ。」
おっしゃる通りです。今でこそ日テレの「ものまねバトル」では1回の枠で、2ネタくらいで済んでますが(とはいいつつ、この間のSPではものまね46面相をしていましたが…)、
かつてのフジテレビの「ものまね王座決定戦」は勝ち進めば勝ち進むほどネタを披露しないといけなかったんです。4~5ネタは用意しておかなきゃいけなかったと思います。
もうフジテレビの「ものまね紅白歌合戦」には出ていないのですが、局の派閥の争いも大変だったと思います。
実際の理由はわかりませんが、コロッケさん、岩本恭生さん、司会者では研ナオコさんがフジテレビから引っこ抜かれてますからね…。
御本人がこの間の「ものまねバトルSP」で「もう何をやればいいのか分からなくなってきた」
とおっしゃってましたが、新ネタを作るって正直しんどいでしょうからね。
同じ喉から出る声色にも限りがありますもん、やっぱり…。
そんなわけでコロッケさんは偉大だということです!
そんなコロッケさんとのからみは深夜番組で2回あるのですが、
一応は褒められました。
でも前回もお話したように、服のことをいじられすぎて、
お褒めの言葉が少ししかオンエアされませんでした。
でも「プロになればいいのに…」と言われたのは励みになりましたね。
あ~ぁ…フジテレビの「素人ものまね」特番、復活させてくれないかなぁ…。